先日下の子の下前歯1本がようやく抜けました。
しばらくグラグラしていて、気持ち悪がっていたのでようやくスッキリです。
ニッと笑った顔が何とも言えません^ ^
子供の歯が抜けたときの笑顔って何とも愛らしくないですか?
そんな下の子、「なんで歯って抜けるのー?」なんて不思議がっていました。
いっぽう上の子に関しては、なかなか乳歯が抜けず、横から大人の歯が生えてきてしまったので、
先日の歯医者で乳歯を意図的に抜きました。
年頃で部活など忙しく、歯医者にかかること自体めんどくさいのだと思いますが、
「(抜くの)めんどくさ」なんてブツブツ文句を言っていました。
そもそも子供の歯ってなんで抜けるの?
なんで抜けてまた生えるのかって、子供にとっては素朴な疑問かもしれません。
それは、大人の歯に生え変わるためですよね。
大人のわたしはそんなことは当たり前に知っていますが、 「なんで?」ってあらたまって聞かれると
ちょっとタジタジしてしまいますのでこの機会におさらいしておきます^^;
永久歯に生え変わるために乳歯が抜ける
子供のときに生えている歯が乳歯です。
生まれたての赤ちゃんは歯がないですよね。
で、生後6か月くらいになると乳歯が生えてきます。
一番最初に生えてくるのは、下の前歯。そうそう、我が子の小さいときを思い出しました。
下の歯がちょこんと、何とも愛くるしいですよね。
下の前歯からはじまり、乳歯が生え揃うのは2歳半〜3歳くらいの間です。
この頃に、実はもう大人の歯である永久歯が乳歯の下ではでき始めていて、乳歯の根元を溶かして押し上げて顔を出す準備をしています。
永久歯が必要なワケは?
小さかった子供もどんどん成長して大きくなっていきますね。
これは、骨が成長して骨格が大きくなっていってるということです。
骨格の成長とともに顔のアゴの骨も発達して大きくなるから、そのスペースに合わせた大きな歯がいるわけです。
当たり前ですが、一度生え変わったらもう二度と生え変わりません。
だから永久歯って言うんだと子供に教えてあげましょう。
ちなみに、人間以外だとサメは何度も歯が生え変わるそうですが、ご存知でしたか?
ネズミやウサギにいたっては、生えてる歯が伸び続けるんだとか。
ちょっとした歯の豆知識ですね^^
おとなの歯(永久歯)とこどもの歯(乳歯)のちがいは?
乳歯は生えそろうと上下あわせて20本です。
この20本すべてが、おとなの歯(永久歯)に生え代わり、乳歯よりもやや大きい歯になります。
そしてさらに、この20本プラス奥歯が12本もおとなの歯として生えてきて、トータル32本になります。
こどもの歯から12本も増えるんでしたか。そのあたりハッキリ把握していなかったのでわたしも勉強になりました。
ちなみに、最初に生えてくる奥歯は第1大臼歯(上下4本)で6〜11歳ころに生えてきます。
そのまた奥に第2大臼歯(上下4本)が11〜17歳ころに生えてきます。
そのまたさらに奥に、最後に第3大臼歯(上下4本)が17歳〜20歳くらいに生えてきますが、
これがいわゆる「親知らず」です。
第3大臼歯にあたる「親知らず」とは?生える人と生えない人がいる?
親知らずは生えてこない人もいますし、生えてきても4本全部生えるとは限りません。
遅い人だと、30歳すぎてから生えてくることもあります。
昔は人間の寿命が短かったので、親知らずが生えるころがちょうど親と死に別れるころ、ということが多かったので
「親知らず」と呼ばれるようになりました。
親知らずは、最後の最後に生えるため第2大臼歯が押されて痛かったり、歯茎に炎症を起こすことや虫歯のリスクが大きく
生えてきたら抜かないといけなくなることもあります。
さいごに
おとなの歯って、こどもの歯より12本(親知らずをはぶいたら8本)も多いんですね。
あらためて確認して、なんだかビックリしました。
虫歯になったり矯正したり、何かとケアが大変な歯ですが、子供たちが大きく成長するためには必要不可欠なもの、
ということを子供たちにきちんと教えていきたいですね。
長々とお付き合い、ありがとうございました。